ワイオ時事評論 No.4 経済問題

「政治とは、経済である」の言葉があるように、この世で生きていく上において、お金は最も基本的に大切なものである。今までの2500年の歴史を動かしてきたのは、下に心のついた、足るを知らない金銭慾であったとも言える。

 

新しい時代は、お金に対して、どのような人間の意識が働くのか?お金に対する原因の世界は、どのように動き、新しい時代に向かって準備されているのか?詳細は、本やセミナーで知って頂きたい。

 

世界の基軸通貨の米ドルの凋落、ユーロも元も、今までの経済学の総力をもってしても、絶対に立ち直ることはない。

 

増田俊男氏の資本の意思の言葉にあるように、お金には間違いなく、明確なる意志がある。その意志が、新しい時代創造のために、今までの意志とは、180度、変わったのである。この意志の変化が、全ての経済問題の根底にあるので、その意志を知らなければ、経済政策は立てられない。今までのお金の意志は、お金のエネルギーの欠乏によって、もう動く元気がない。もう休みたいと思っている。

 

いかにブリックスの国々が元気に見えても、もう時間の問題である。全世界で、2500年の間、元気に飛び回って働いてくれたお金の方々は、一度休んで、新しいエネルギーと、新しい意志をもって、再び活躍することになる。全世界のお金が休むことが、まず、日本から始まるのだ。

 

この変化による事態は、貧乏人にとっては朗報であり、財閥、金持ちには、嬉しくない話である。したがって、今、借金取りに追われている方は、追い詰められても、しばし開き直って、間違っても、あの世へ行くとか、借金して借金を返すなどの選択をしないよう、アドバイスする。

 

とにかく、新しいお金の意志は、無くて困っている方々の所へ行って、喜ばれたいと思っているのだ。まもなく全世界でお金が休むので、再び新しいお金が新しい意志のもとに、元気いっぱいで動き出すまで、待っていればよい。「待てば海路の日和あり」である。

 

増税が、是か非か、国をあげて論じられ、結局、増税になったが、増税しなくてもやっていける論を、なぜマスコミは徹底的に究明して、報道しないのだろうか?今までの時代の、同じ経済学から出されている論なのに、なぜ正反対の答えが出るのか?

 

増税論は、真に日本国の経済を考えての答えでなく、日本を自国に都合よく操ろうとする、他国の見えない力が働いた結果であり、今までの時代のエネルギー(闇)の働きである。

 

しかし、増税法はできたが、それによって、税収が上がるかは、全く別問題である。今までの税収額の何パーセント、徴収できるだろうか?とにもかくにも、昭和二十年の終戦時、国はどのように国民を守ったか、何ができたのかが参考になる事態になる。

 

戦後、アメリカの食糧援助の脱脂粉乳は、私も仕方なく飲まされたが、後で知って驚いた。あの脱脂粉乳は、家畜の餌で、とても人間が飲んでも栄養になるものでなく、まずいのは当たり前、しかも、恩着せがましく、援助と言っておきながら、日本の経済がよくなってきたら、途端に有料となった。アメリカには、金銭慾だけで、恥と捉える思想はないようである。

 

昔話はともかく、今回ばかりは、そのような援助物資も望めない。援助しようと思った国も、次々と、日本と同様な事態になっていくからである。そうして、全ての国が、自立せざるを得ない事態へと追い込まれていくのである。が、あの腹立たしい、中国、アメリカへの、まるで、貢ぐような出費も、これで完全に終わりとなる。

 

なお、経済学者の浜矩子氏も、新時代創造の御魂の方である。