ワイオ時事評論 No.7 農業

医食同源、身土不二、世界に誇る、日本の食養文化の言葉である。

 

国家財政赤字の最大の原因が、国家予算の三分の一にもなる、莫大な医療・福祉に使う税金である。この医療・福祉費も、全国民が食養文化を生かした食生活をすれば、半減するであろう。さらに、単に肉躰的健康だけでなく、精神的健康にも大きな効果を出す。にもかかわらず、政治は、この大問題に、少しも関心を示さず、さらに、赤字財政は他人事のように、官僚支配の莫大な無駄遣いをやめる事ができない。しかし、政治家や官僚だけに責任を押し付けられないのは、二千五百年続いた、原因の世界の働きであるからなのだ。

 

世界一の農薬と化学肥料を使う日本の農業による作物は、栄養も少なく、農薬・化学肥料によって、有害物質が体内に入り、病気にかかりやすい身体を造る。国の政策は、政治献金を多く出す、一部の者に都合のよい政策となるため、物事の真実をしっかりとらえて、国家、国民全体のための政策など立てられない。農政もまた然りである。医学も、栄養学も、衛生学も、何も知らない野生の動物たちが、人間よりはるかに健康で生きていることなど、一考だにせず、ただ、増税で、その場しのぎをするだけである。

 

そして、原因の世界の変化によって、ついに、「奇跡のリンゴ」の木村秋則氏が、新時代の農法を世に出してくれた。木村氏の本は、深い感動と喜びの中で読ませて頂いた。この、命懸けで世に出された自然栽培法を、国が、全国の農協が、真っ先に取り上げて実践していくべきであるが、農業と言えば、それしかないとばかりに、政治もマスコミも、TPPに目を向けるばかり。愚かと言うべきか、恥を知らぬというべきか。隣の韓国の方が、関心を示しているようである。

 

しかし、原因の世界では、着々と、木村氏を応援するべく、準備を進めてきた。自然栽培を進めるために、農薬・化学肥料が使えなくなっていく。その化学肥料の代わりに、大量の自然肥料が、新時代の身体を造るために、新時代のミネラルを大量に含んだ火山灰を、全国にふりまいてくれるのである。

 

さらに、木村氏が体験したように、作物や、害虫と呼ばれている虫たち、病原菌と呼ばれる細菌の方々とも対話して、お互いの心が通じ合い、争うことなく、敵対することなく、和がつくられていく。これが、自然界の正常な状態である。木村氏の畑には、常に、作物や虫、細菌を担当している、観音さま、大山津見大神、マグマ大神などが協力して、木村氏の思いを、作物、虫、草、細菌の方々に伝え、どこよりも早く、自然の和を整えてくれたのである。当然、自然栽培に取り組まれている方々にも、協力体制は行われる。

 

さらに、リンゴの木に話しかけることによって、剪枝や摘花にも、変化が出てくる。木も草も、切られれば痛いのである。できれば、切られる場所に、枝を伸ばしたくないのである。

 

言うまでもなく、木村秋則氏は、新時代創造の核となる御魂である。なお、出版業界では、たま出版の韮澤潤一郎氏、同じく、中村利夫氏も、核の御魂の方々である。