ワイオ時事評論No.12 教育とイジメ

子は、親を見て育つ。自分の生き様を、黙って子に見せるだけ。これは、日本の神と人間の関係から始まっている伝統と言えるのではないか?

 

日本の神の教えは、ただそこに神社があり、森羅万象、全て、神の現れであると教えているだけ。これは、ワイオ理論としても、正しい表現である。そして人間は、自然の中で生きている動植物に、四季の変化に、全てを学び、歴史を進めてきた。全て、無言の教えなのだ。この自然教育が、日本人の精心性を育んできたと言われている。

 

つまり、本来の育てるとは、教えるのでなく、下に心のつかない自然な欲によって、自然に学ぶものである。さらにこれからは、学の字は、孚になって、一切の枠を外して、自ら感ずるままに、欲するままに、楽しみながら、喜びを持って学んでいく形になるのだ。自然に学ぶとは、常に体験が伴う。自分でやってみて、楽しくできる事でなくては身についていかない。これからの学ぶは、小学校五年生からは、常に半分の時間は、実習、体験教育になっていくのである。

 

今までの時代は、国、企業の戦士をつくる教育だったので、国、企業に都合のよい、一律のロボット教育であった。教育の場、学校でのいじめが大きな問題となって、連日マスコミで報じられたが、対策は、教師を中心として、関係者による対症療法的対策でしかない。

 

子供たちは、大人社会からいじめを学んでいる。世界は国家間で、企業間で、組織の中で、日常茶飯にいじめを行っている。そして、いじめから自国を守るために何をやっているか?

 

いじめる側は、相手が反抗できない武力を持っていじめる。その代表的な国が、アメリカ、中国で、今も堂々と行われている。日本は、いじめられ対策として、最高の腕力(軍事力)をもつ用心棒を、高いお金を払って雇っている。きれい事でいじめを止めようとしても、相手の正義感、良心、国際条約などでは、現実に止まっていない。

 

子供は、大人の真似をして、より強い腕力(武器)を持つか、仲間をつくって守るか、お金を払っていじめをやめてもらうか、ひたすら耐えるか、日本はどの方法も使っているが、なかなかいじめは止まらない。いじめの根本原因は、どこにあるのか?

 

常に、原因の元には、宇宙の法則が働いているのであって、いじめられたので、自分より弱い者を、国をいじめて憂さ晴らしをする、その連鎖もある。過去世においていじめられたので、今世でいじめている、逆に、過去世でいじめたので、今世でいじめられている、先祖の因縁で、子孫がいじめられている、また、怨念、怨霊の働きも、おおいにある。

 

基本的に、全ての精心的、肉体的、対人的、経済的症状は、悪因縁を消すものではあるが、かといって、何とかできるのであれば、一日も早く何とかしたいのは人情である。いじめに負けずに耐えて、強くなる、成長する、プラスの部分もあるが、ひどいいじめは死につながるので、ワイオ理論の力を使うことも、考えた方がよいと思う。

 

いずれにしても、見える様々ないじめの力も、見えないいじめの原因も、まもなく一掃されていく。新しい宇宙の法則は、人(ウイルス・動物・人間・神仏)を苦しめる、いかなる存在も、決して許さないのである。

 

それにしても人間は、実に長い間、様々ないじめ(精心的、病気、戦争、貧困)に、よく耐えて、ここまでがんばってきたものだ。今、どれだけ、どんな形でいじめられていても、自らあの世へ行くなどの選択はしない方がよい。もうまもなく、全てのいじめはなくなるのだから。

 

あなたがいじめられた体験があるのなら、ぜひ、いじめをなくす根本原因の、ワイオの仕事に取り組んで頂きたい。それが、いじめられた苦しみの体験を、むだにしない生き方なのだから。