十一月初頭に予定していた決行が遅れている。六日の決行予定は、再度、子神が捕えられて決行できなかった。攻防の中での闇の勢力を、正しく把握出来ない事からの油断もあったが、防御の足並みがそろっていないことも、原因の一つである。七日においては、やはり、直前に決行を断念せざるを得ない事態となった。
大のつく天変地異なので、直接、地震・津波・噴火に関わる担当の神々だけでなく、気象担当の神々(大気・風・水・雷・海)、さらに、日本列島担当の神と、そこに存在している、それぞれの全てのエネルギーを担当している神々が連携して、目的達成のために協力しているのである。闇の方々は、その事をよく知っているので、どこかの一部分の働きを不能にすれば、計画した正常な破壊ができなくなり、犠牲者が出てしまうことになる。動物も、植物も、物も、人間も、可能な限り、犠牲者を少なくするようにとの綿密な計画が崩れてしまうのである。
今までの時代、権謀術数を駆使して、戦いを繰り返してきた闇の方々は、我々の裏をかくことなど、造作もない事である。破壊に関わる様々な連係プレーの中での、日本列島に関わっている、太平洋プレート、フィリピン海プレートの担当の神が、一週間ほど前から封印されてしまっていたことが、直前に知らされて、決行を断念したのだ。
大天変地異と言えば、多くの予言で語られているが、その主な予言を、ワイオで解くとしよう。
一、聖マラキの予言…ローマ法王は、百十二人で終わる。とは、現在、百十一人であるから、この大天変地異と共に、キリスト教(世界の全ての宗教含め)は終わる。これは、「ワイオ理論と神界」の第二巻で書いたとおりである。
二、ファティマ第三の予言…この予言を読んだローマ法王パウロ六世は、ショックのあまり失神して、数日間寝込んでしまったと言われている。全世界に二十一億もの、世界最大のキリスト教が、絶対的権威を持って存在している。宗教に終焉が来るとの内容であるがゆえに、公表できなかったと推測する。
三、ヨハネの黙示録のハルマゲドンの光と闇の世界最終戦争の予言…これも原因の世界では、ここ数年激しく行われている。幸いな事にこの戦いは、原因の世界でほとんど終わっているので、現実の世界での戦いは起こらないであろう。闇が悪で光が善などという、単純な内容の戦いではないのである。イエスを信じる者は救われるということも、信者獲得の戯言である。
原因の世界での闇と光の戦いは、ワイオがらみの戦いなので、決して武器だけの殺し合いなどではなく、宇宙の大元が造った闇と光の兄弟による戦いであって、闇と光を生みだした親である「ムのお方」の思いを、お札で証明しながらの、その都度、和解によって終わる戦いである。八日の深夜の戦いも、一時から三時過ぎまで、光の剣、杖、お札を使っての戦いであった。
四、マヤ暦の予言…二〇一二年十二月二十二日で暦が終わっている事で、人類滅亡と言われているが、ワイオで示している、「祖の時代」「夜の時代」「子供の時代」「低物質文明の時代」が終わるだけである。そして、二千五百年の基礎造りの上に、地上天国が、ワイオ理論の指針の元に創造されていくのである。
出口王仁三郎が、弥勒の世が来る前に、「大掃除」「大峠」が来ると言っているように、全ての予言の言っている大天変地異は、ワイオが理論として詳細に示しているように、宇宙の大元の明確なる意志による、明確なる目的を持って、綿密な計画に基づいて行われるのである。
したがって、新時代は、大人となった人間が、自らの意志によって、自らこの破壊に参加するのである。破壊に参加するとは、戦争や人工地震の破壊ではなく、原因の世界での地上天国創造の核となる魂たちの参加である。決して、予言を恐れることなく、最低限の対策を急がれることです。