ワイオ時事評論No.27 欲と慾

人が生きていくために必要なエネルギーとして、欲のエネルギーの働きがある。欲の文字は、精心的・物質的に不足した時に、自然に欲のエネルギーが働いて、不足を満たしていくという意味である。これは、全ての動物にある、基本的なエネルギーの働きである。

 

ところが、祖の時代、欲の下に心のついた慾になると、必要なだけ、充分満たされているのに、常に、まだ足りない、もっと欲しいとの思いに、心がなるのである。

この下心のついた慾のエネルギーを、闇がコントロールして、祖の時代、物質文明創造の原動力となって、働いてくれるのである。この慾のエネルギーによって、果てしない、競争心・闘争心が生まれ、他者を犠牲にしても、法を犯しても、暴走するのである。

 

この祖の時代の基本となる、宇宙の法則とエネルギーの働きによって、宗教(神仏)も、人間に苦を与えざるを得ない事になる。少なくとも、宗教が人間に与えた影響の半分は、マイナスの影響であり、歴史の示す所である。

 

この下心の慾は、基本的に、十二種類あるが、その中でも、一番強力な慾が、金銭慾である。歴史を検証するまでもなく、世界中の人々が、いかに日々、より多くの金を追いかけて、うごめいていることか。さらに、地位慾・名誉慾・物慾と、どこまでも人間の醜さ、いやらしさをさらけ出しての歴史が続き、現状の世の中も、少しも変わっていない。

 

人類全体で、この慾は、少しも消えていないのみならず、これが、人間の根本的な性(さが)として、認めざるを得なく、この性をコントロールする、競争のルール、暴走を止める刑罰を定めているが… 宗教も、その暴走を食い止めようとしての役割があるが、歴史が示すように、慾の強力なエネルギーに取り込まれてしまっている。

 

武士道精神(心)の「武」とは、この下心の慾を止める、男の道と書く。日本の武士道が素晴らしいのは、この強力なマイナスエネルギーの部分を、自らの意志で抑え込む人生だから、世界から称賛されるのである。「侍」という字の意味も、多くの物を求めないという意味である。

 

そして、長い闇との戦いが、ようやく終わったと思ったら、天変地異決行の目前になって、この慾が、凄まじい力をもって動き出し、天変地異妨害の行動に出て、天変地異に関わる、それぞれの神界の働きを封じ込める事をやり出したのである。予期せぬ出来事であった。皇の時代のルールは、一人前とみなされた人間が、自らの力で、自主的に、神々と協力して、新時代創造を進めていかなければならないのである。

 

このルールを造った宇宙の大元は、尋ねれば、ヒントになる答えは出してくれるが、決して、手取り足取り、教え、導いてはくれないのだ。ここに、先駆ける者の苦労があり、楽しみがあり、嘉び(よろこび)がある。したがって、直ちに、この慾の方々に休んで頂くべく、二十二日より、お札、一万七千枚を使って、慾の浄化カード造りが始まったのである。

 

カードは、金銭慾浄化カード、地位慾浄化カード、名誉慾浄化カードの三種類を、とりあえず造るのであるが、造り出すと、各々の慾の方が思いを伝えに来る。ここで、ぜひとも知って頂きたいことは、同じ下心の慾のエネルギーであっても、日本の慾の方々は、自分の仕事に誇りを持っておられる。他国にように、マイナスの方に偏った働きではない。他国と比較して頂きたい。特に、名誉慾の方は、自虐史観を嘆いておられた。

 

繰り返し申し上げる。政治家をはじめ、各分野の指導的立場に立つ方々に、一日も早く、ワイオ理論を学んで頂きたい。日本民族は、新時代創造のリーダーとしての役割を与えられているのだ。