ワイオ時事評論No.30 景気

今度の選挙においても、国民が望む事は、景気をよくしてほしいが、一番望む事として、アンケート結果で報じられていた。考えてみれば、世界一勤勉で、労働力の質も高く、技術大国である日本が、なぜこんなに借金が多く、増税しなければならないのか、不思議な事である。

 

表面的な原因としては、各官庁が天下り組織をつくっての莫大な無駄金を使っている。薬の半分は捨てられていると言われる、薬漬け医療の無駄金、中国などへのODAの金、二重行政による無駄金などが挙げられるが、結果に対する見えない原因を調べてみると、そこには常に、祖の時代の法則に基づく、人を苦しめて成長させる、闇のエネルギーが働いている。この闇のエネルギーは、他国から日本に対しても大きく働いているのである。

 

現金・貯金・預金・金券・資産を生みだす結果の前の段階で、お金のエネルギーを溜める器がある。この器は、人間個人が、それぞれ一つずつ持っているのであるが、個人だけでなく、国としても、県・市・町・村単位でも、企業も、各官庁も、つまり、一つの組織として存在する全てが、器を持って存在しているのだ。さらに、ワイオ理論としての存在も、器があるのである。器があるという事は、それぞれに他多さん方々も存在しているのである。

 

ここまで書くと、ワイオを知らない人は、さっぱり理解できないと思うが、とにかく人類はようやく見えない原因の世界の奥の段階の究明に入ったのである。その究明を先駆けているのが、ワイオ理論である。経済における原因の世界は、一、お金のエネルギーを生み出すもとになるダムの働きがあり、二、そのエネルギーをまず受け入れる器を、各個人・組織が持っている、三、そして、基本的なエネルギーによって、現実にお金が、結果として現れるのである。祖から皇への移行によって、ダムの働きも変わるのである。

 

ダムはさておき、器について調べてみると、ほとんどの器が異常な状態になっているのだ。一、器にひびが入って、お金のエネルギーを入れても入れても、漏れてしまっている。二、器に穴が開けられて、エネルギーを抜き盗られている。三、器を封印されて働けない状態になっている。四、器を強奪されてなくなっている、などである。

 

具体例を挙げると、一、日本国の器は、大東亜戦争敗戦後に、アメリカによって穴を開けられ、以来、抜き盗られている。二、北朝鮮は、中国に強奪されている。あの貧困にあえぐ国民の暮らしは、先軍政治の影響でもあるが、奥の原因は、器がないことなのである。三、日本の財務省は、二十二年ほど前に、アメリカに穴を開けられており、四年前には、中国に器を封印されてしまった。日本全国の県・市・町・村の各自治体の九十パーセントの器は、穴か、ひび割れの状態である。夕張市の惨状は、盗まれてしまった結果である。これが、祖の時代の当たり前の、原因の世界での実態である。

 

そして、ワイオの器も、天縄理論として始まった頃から、ワイオを最も嫌っている闇によって、穴を開けられ、理論として発展・普及を妨害されていたのである。かくして、龠幸研究会も、闇の一番の標的であるから、いつの間にか(二十三年七月頃)中国の闇に盗まれていたのであった。今頃になって、ようやく気がついた。灯台もと暗し。迂闊であった。

 

早速取り戻したが、政党では、自民党の器が、半年前に封印されていた。新政府が安倍政権になるのを嫌った中国政府の思いが、闇の思いであるために、早速、自民党のエネルギーを抑えようとしたのである。様々な戦いの勝敗は、原因の世界での戦いによって、前もって結果が決まっていくのである。したがって、器の異常が分かれば、直ちに器の修理を行っているのだが、油断していると、また穴を開けられたり、盗まれたりするのである。

 

つまり、器が異常だと、お金が入ってこない、お金がどれだけ入っても自分で使えない、お金を使う気持ちになれないのである。したがって、景気はよくならない。

 

新時代創造のリーダーとしての役割を与えられている日本が、原因の世界を正常にしないと、とても役割を果たすことはできないのである。自分はもちろん、それぞれの役割において、原因の段階での状態に、目を向けて頂きたい。