ワイオ時事評論No.42 祖のルールの方々(二)

とにかく、原因の世界では、確実に皇のルールへの変化が進んでいる。ワイオ理論が宇宙全体に影響を及ぼす力をもって出されたのは、二千五百年の単位で、宇宙のルールが変わり、避けて通れぬ大変革の混乱の時を、いかに苦を少なくして、スムーズに移行するかを目的としている。

 

この大天変地異の目的を知っていれば、悲しみも最少にできる。とてつもない未体験の異常事態にあっても、絶望感に襲われることなく、復興に立ち上がれるのだ。

 

祖の「対人、経済のルール」に、「情熱」さんがおられる。情熱とは、感情を高めて、あきらめないで最後までやり遂げる心の働きである。祖の時代によく使われてきた言葉であるが、金銭慾を満たすために、強要されたり、目的を持たされて、自らを叱咤激励したりの人生であった。情熱さんは、「人々のためにまだ働かねば。休みたくない。だが、疲れております。もう元気がない。」と言われた。ワイオを知った方々には、情熱をもってワイオ普及に取り組んで頂きたいが、ワイオに関わる魂の記録があれば、または、他者の苦しみを何とかしたいとの人生観があれば、情熱さんが休まれても、自然に情熱的な行動ができるのである。

 

次は、「親切」さんが出られた。親切心が強い人は、他者の苦しみ、悩みを黙って見ていることができず、何かとお節介をする。人が悩み、苦しんでいる時は、その人が成長する節目の時である。その苦しみ、悩みを、何とかしてやろうと介入することを、お節介という。お節介は、厳しい祖の時代を生きた、人の靈的進化の結果である。しかし、ルールが変わったこの時には、他者の自立を妨げるルール違反になる可能性が、とても高い。相手の自立を妨げることは、犯罪行為となるのである。相手の自立に、何が今、必要か、よく考えて頂きたい。親切さんは、「弱者を助けるために過ごしてきたが、自分で立つことの難しさ、ルールが働いているので、もう休まなくてはなりません。もう終わり。もうエネルギーが尽きる。」と言われて、お札に乗られた。

 

「会社、宗教、団体、家庭のルール」の中に、「黒舟」(コクシュウ)さんがおられる。黒舟とは、自分の本心を隠して、自分をごまかして生きる、間違った目的に向かって進む事である。祖の時代は、子供である人間に、親である神が、また、子供である自分に、親が、人生の目的を与える形の、世の中、時代であった。黒舟さんは、「本当の心を隠して悪かった。多くの人を苦しめてしまった。」と言われ、また、Kさんの黒舟さんは、「お主、心は疲れておらんか?心を隠し続け、長いこと苦労したのう。本当のあなたは、これからどんどん出てくる。自分の胸に問うてみよ。己を封印しておる。あなたの手によって、お札で休ませて頂きたい。」と言われた。

 

祖の時代は、自分の本体である魂の記録を封印されたり、自ら封印したり、誰も本当の自分を生きることができなかった。今、この移行期に、自分の中に、祖のルールのどなたが休まずにおられるのか?確認して、休んで頂くのが、大切な事である。休んで頂けば、新しいルールを受け入れることができるのである。