小笠原師があの世へ旅立たれた大きな目的に、テキストに示した変化の年月日が来ても、変化が起こらなかった理由を究明することがあった。そして解ったことが、闇の強力な、変化を阻止する妨害行動であった。師のセミナー、テキストの中に、闇の言葉、文字はなかった。
宇宙の法則によってのエネルギーの働きではあるが、大変化期における、祖の時代を造ってきた祖の方々(神々)、闇の方々の思いは、やはり、苦労して作り上げた物・事を、破壊されてたまるかという強い思いが当然ある。簡単に納得できないのであろう。したがって、激しく抵抗し、ワイオ普及と破壊を妨害するのである。
サムシンググレートのカシスさまの対極の働きのカシオさまは、理論は正しいが、変化が具体的に始まるのは、大天変地異が起こった時からであって、時間のプログラムは、目安であると言われた。移行期における破壊も創造も、その時に関わる神々と人間達の思いによって、時間的なズレは当然あるのである。ワイオのテキストに示された時間は、両刃の剣であって、ズレが起きると、理論に対する信頼度は大きく損なわれてしまう。
しかし、皇のルールは、この地球に起こることの全ては、その時にこの世に生きている人間と、そのサポートをする神々の意志によって進められていくのがルールなので、原則的には遅れているとは言えず、目安の時間から遅れているだけのことである。ワイオ理論が理論として、欠陥がある訳ではない。ただただ、人間界の準備が遅れているからなのだ。
「世の中・世界・国家・政治のルール」の中に、「國相」(コクソウ)さんがおられる。國相さんは、国全体のエネルギーの一部としての働きで、個人個人を、国、団体、会社に合わせて生きるように、外から心にエネルギーを送っている。愛国心も、國相さんの働きであるが、国によって強弱がある。アメリカは、歴史の短い国なので、愛国心を育てる教育をしている。中国は、中国としての歴史の中で、愛国心は育たず希薄である。
國相さんは、「清さんが休まれたので、休む気持ちがはっきりしてきた。これまで導いてきた国家の行く末を案じておる。責任果たさねばと、今日までやってまいったが、もうくたびれておる。」と言われ、お札を二枚やると、「長年の疲れが、見る見るうちに軽くなった。ありがとう。」といって休まれた。
「会社・宗教・団体・家庭のルール」の中に、「対話」さんがおられる。対話さんの役割は、他人を説得する事であるが、Kさんの対話さんは、Kさんには皇の創造の核となる魂として、講師の役割があるが、他人と積極的に話すという対話さんの働きが封印されていたのである。このように、必要な能力を、闇によって封印されている方はたくさんいる。
「個人の精心・肉体のルール」の中に、「常理」(ジョウリ)さんがいる。常識と理屈によって生きるという働きであるが、Hさんの常理さんは、「今まで生きていく中では、不可欠の働きです。まだあとしばらく働く。この者は、我の言う事をよく聞いてやっておる。」と言われた。Mさんの常理さんは、「ワイオの話は非常識な話なので、セミナーの時は、耳を塞いでいた。」と言われ、「私が休めば、全て耳に入ってくる。これからは、自分で判断して下さい。」といって休まれていった。
このように、ルールといっても、その働きには、個人差があるのだ。