ワイオ時事評論No.67 従軍慰安婦問題

大阪市長・橋下徹氏が、従軍慰安婦発言で、連日テレビで批判されている。橋下氏もその批判に対して、その真意を説明している。あの大阪桜ノ宮高校の体罰による自殺問題以来の事であるが、それにしても改めてつくづく思うのは、批判する政治家、評論家、コメンテーターの愚かさである。またも自分の無知・愚かさを恥じることなくさらけ出している。従軍慰安婦の真実は、少なくとも小林よしのり氏のマンガを読んでいる小学生でも正しく認識している。一言で言えば、正しい歴史認識をもたずして政治家になったり、評論家の肩書きを持つなど、全く資格ゼロである。

 

五月十六日のあるモーニング番組でも大きく取り上げられ、キャスターや評論家が橋下氏に対して、語気を強め、顔色を変えて詰問していた。対する橋下氏は、いたって冷静に子供にも理解できるように説明していた。説明を聞いていた側は、しだいに振り上げた拳をこっそり隠すような、それでも表面を取り繕っての結果に終わった。そして、超党派で集まった女性議員たちや大阪のおばさんたちが批判行動を行った。橋下氏の発言のどこに女性蔑視の言葉があるのか理解できない。彼が言っているのは、若さあふれる男性の性エネルギーの問題と、異常な精神環境の中で、いかに当時の軍隊が対処したかの歴史的事実を述べているだけである。真に不当な評価を日本国が受けていることに対する、政治家としては当然すぎるほどの問題提起をしているだけである。

 

このような歴史問題は、何よりも日本の未来を背負っていく子供たちの精心教育に最も重要な部分である。人間の基本的にもっているプラスの部分とマイナスの部分を、正しく子供たちに伝える必要性は、極めて重要なことである。この重大事を、今まで国として、また責任ある立場にある者として、ほとんど何もしてこなかった、その結果が、橋下発言である。

 

あの時代、世界の軍隊の中で、日本軍は最も規律正しく行動した。戦場における異常な精神状態の中で、現地の女性に対する性的暴行事件を防ぐための最善の方法として慰安婦が同行したのである。そのような対策をしっかりとらなかった他国の兵士が、いかなる暴行事件を働いたか。中国兵はもちろんのこと、ヨーロッパ戦におけるロシア兵、ベトナム戦における韓国兵、アメリカのGHQも、日本に上陸してすぐに数カ所に、日本人女性により米兵の慰安所をつくることを命じている。どこの国の軍隊においても当然の事として行ってきたのである。なんと言っても、戦地で若い兵士が、明日をも知れぬ戦いの中で、純粋に女性とのセックスに対する思い、未経験のままで人生を終わりたくないという思いをもった若者は、数多くいたのである。その思いに慰安婦たちは、しっかり応えてやっていたのである。蔑視など事実を知ろうともしない偽善者の戯言である。

 

また、古色蒼然との言葉もあったが、では、戦後七十年を過ぎて、人間のマイナスの部分が著しく改善されたのか?改善されたのであれば、風俗業は衰退する。変化と言えば、元気のない草食系男子が増えて、フリーセックスの時代になったので、日本においては性的エネルギーのコントロールがしやすくなってはいる。少しも古色蒼然ではない。

 

とにかく、自国の行いを棚に上げて日本を批判できる国など、世界に一国もないのである。しかも強制連行など、200%なく、朝鮮の悪徳キーセン業者に働いた金を盗られないように、軍がしっかり貯金管理してやり、一年間の収入は、時の軍人のトップ大将と同額ほどの収入を得ていたのである。無理をして健康を害さないように、軍医がしっかり管理をしていた。終戦の時、多額の貯金を手に国に帰っていったのである。貧しくて仕方なく慰安婦になった女性も多いが、当然、慰安婦をやめる自由もあった。決して人権蹂躙し、苦役を強制などしてはいないのである。この歴史的真実に対し、日本の愚かな政治家、知識人、マスコミは、不当な外国からの批判に対して、少しもまともな反論はしていない。数少ない弁護する方もいたが、新しい時代創造の核となる御魂の何人もが、歴史の無知をさらけ出し、批判していた。まことにがっかりである。

 

橋下氏こそ、新時代創造の核となるべき気力、胆力、知識をもった政治家である。歴史をマイナスの方向からしか見られない馬鹿者には話しても分からないであろうが、祖の時代の嘘とごまかしが、政治の世界でも終わりの時が始まっている。

 

新しい皇の時代創造の最高責任者ワソハさまや大皇創大神などの神々は、しっかり橋下氏を見守って応援しておられる。これからも臆することなく、どんどん進んで頂きたい。