ワイオ時事評論No.77 休み行く世界の王室

祖の時代は全てが三角形、ピラミッドの形で出来ている。家族は主人が、企業は社長が、企業間では大企業が、県は知事が、市町村ではその長が、国は総理、大統領、国王が、世界はその時代に一番力の強い国が、頂点にいた。どの分野においても、自然界においても、山の形は基本的に三角形であるし、商品の流通も三角形にシステム化されている。そして、常に三角形の頂点にいる者が、組織が、他を、権力・武力・経済力・権威・知力などで支配し抑圧してきた。その形も、祖のエネルギーの減少によって、次第に崩壊に向かって進んでいる。

 

王家、王室と言えば、権威をもった高貴な存在であるとなるが、王室誕生の歴史をみると、いったい何が権威に値する、高貴に値するものなのか、疑問が出てくる。しかしながら、祖の時代には、その存在は必要があっての存在ではあった。それは、全体をまとめる、混乱を防ぐ、治めることの必要性であろう。同時に、和を乱し、戦いをつくることもやってきた。マイナスの方が大きかったとも言える。しかし、祖の終焉が始まったこの時、高貴、尊敬の思いも、権威も、その真実、実態が暴露されて、次第に薄れてきている。高貴、権威、尊敬が、本来、何なのか?ということが、伝統の力ではカバーできなくなってきているとも言える。いずれにしても、原因の世界では、王室の方々にもお札に乗って休まれる動きが始まっている。

 

一、        イギリス

「(王子誕生が)話題になっておりますが、最後の幸せなひと時かと思う。長年、力を尽くして働き、ここまで来たが、もう力尽きた。」お札の後、「我が国の栄光ばかりを願ってきたが、間違いであったと思います。お札に乗せて頂き、心が洗われるようでございました。貴重な体験させて頂き、ありがとうございます。」

 

一、        マレーシア

大東亜戦争で、日本軍の活躍、犠牲の上に独立でき、国の現在がある事を、深く感謝され、お札に乗られた。お札の後、「長年の疲れが取れ、数々の思いがこみ上げてきました。このご恩は先のご恩共々、忘れる事はありません。どうかこの先の事も、お願い致します。」と涙ながらに話された。

 

一、        インド

お札に乗って、「長年の疲れが、肩に入っていた力が取れて、楽になりました。長い歴史が終わります。後はどうぞ頼みます。お願い致します。」

 

一、        ノルウェー

「乗せて頂きます。ノルウェー王室、国家の安寧を祈りながらお休みさせて頂きます。」

 

日本の観音様が時期をみられて、各国を飛び回り、お札に導かれていて、お札に乗れる順番を待っておられるので、いつでも自由に乗れるように数枚のカードを造ったので、王室の方々との対話は終わった。