特定秘密保護法をめぐって、久しぶりに大荒れの国会を見た。世界の常識からいえば、今頃この法案を審議するなど、日本は今まで何をやっていたのだ、ということだそうである。反対派は、国民の知る権利が阻害され、戦前の治安維持法の復活だと騒ぐ。この問題でも、マスコミでは相変わらず、一方的に反対意見を並べ立て、国民を反対方向へ誘導する報道がされている。このような報道がされている限り、国民は、真実を学んで成長していくことにはならない。困ったことに、反対する政治家も、マスコミのコメンテーターも、作家などの文化人、知識人も、そして、反対デモに参加している方々も自分が善人で正しい言動だと思っている。
冷静に大人として、何が真実かを正しく理解しようとせず、まるで安倍総理が日本国を滅ぼす悪魔であるかのような批判の言葉が次々と出てくる。基本的に、国民が賛否両論をしっかり知った上で自分の意見を決めることは不可能であろう。だからこそ、マスコミが可能な限り、第三者の立場で、賛否両論を国民に知らせる必要性を役割として持っている立場であるが、戦後のGHQの洗脳は、いまだ消えることなく働いている。
要は、国民として信頼できる政治のプロを選挙で選び、国の経営を任せているのである。信頼して任せたプロの政治家が、常に間違いのない政策を実行しているかということは、歴史が示すように、正しいとは限らないが、それも結果が出てみなければ国民にはわからない。この問題においても、ワイオ理論が示す原因の世界の変化、原因の世界の意思が理解できれば、無駄にエネルギーを消費することはない。
ワイオ理論に基づく結論を言えば、この法律をつくる必要もなければ、反対する必要も全くないということになる。全宇宙を動かす大元の法則が変わり、その法則を動かすエネルギーが急速に変わってきているので、守るべき秘密を盗むスパイの動きも、法律が一人歩きして、戦前、戦中の暗黒社会に戻そうとするエネルギーも、独裁権力がマイナスに働くエネルギーも、もうほとんど消えかかっており、愚かな人間の指導者の中に残っているだけである。
今ある、いかなる法律も、新しい皇の時代創造に必要なければ、あるいは邪魔になれば、その法律はエネルギーとして働かないのである。やがて安倍内閣には新時代創造の核になる魂が、しだいに結集してくるので心配には及ばない。