小林よしのり氏の「大東亜論」で頭山満翁の真実を知った。頭山満翁が活躍していた時代には、まだまだ日本の武士道精心が生き生きと働いていたことがよく分かった。日本を取り戻すために、このような本が、それぞれの分野のリーダーたちに、特には政治家、教育者、そして子供たちに、しっかりと読まれていかなければと思う。評論の題名を「頭山満翁の今」としたが、大東亜論を読み終わり、感動に浸っている時に、ふと、頭山満翁は今どうされているかと思い調べてみた。それは、今この時代、安倍総理が「日本を取り戻す」と言っている今、この時に、この本に登場している方々が生きていたら、あの溢れるばかりの情熱を存分に発揮して、今の政治にも大きく影響を与えていたであろうと思ったからである。
人間は、その本体の魂の成長によって、やがて神や観音に進化し、その役割をするようになる。人が、繰り返す輪廻の体験、経験を重ね、人間にまで進化し、最終段階の進化が神や観音である。ちなみに私の協力神の丹生都比売さまは、今から約700年前に神になられた。その時の人間としての縁が、今は神と人間との縁として復活しているのである。同じく協力してくれている香扇観音さまも戦国時代の末期に人間同士の縁があった。つい先日、長野の善光寺において、観音になって十年になるとのまだ若い観音さまとの出会いもあった。
さて、ワイオ理論が示す未曾有の大転換期の今、武士道精心を発揮して日本の歴史に華開いた方々が、この大事な時にその力を発揮しないわけがない。魂の進化レベルを段階的に表すと、下から地球界、宇宙界、根元界、無限界、奥次元界と、基本的に各界が十段階になっており、合計、五十段階で表現されている。魂はこの段階を、その人生の生きざまによって、神、観音へと登っていくのである。その魂のレベルの一~二段階上の魂レベルの神、観音が人間を導いたり、協力したりして、人生が進んでいくのである。
この度、思いついた数人の方々の魂レベルと今を調べてみた。頭山満翁は、宇宙界五合目の国常立大神となっておられた。中江兆民は、宇宙界三合目の国常立大神、大西瀧治郎将軍は、やがて五~六年後には、宇宙界二合目の気吹戸主大神になられ、山口多聞将軍も同じく五~六年後には、宇宙界二合目の建御名方大神になられる。両将軍とも、今は酲委さんとしておられるが、自分が協力できる、ワイオに深く関わっていく人間の出現を待っておられる。来島恒喜氏と杉山茂丸氏もやはり酲委さんとして、自分が協力したい人間の出現を待っている。その後、人間として出るか、神として出るかはまだ決まっていないが、二人の魂レベルは宇宙界二合である。人間としての人生が、いかなる理由によって神、観音の人生に変わるのかは、人間としてやはり観音心や神心を発揮した人生を歩いたか否かである。
頭山満翁の国常立大神には、日本のトップの指導者が不動の信念を持って行動することができるよう協力をお願いした。森喜朗元総理が、日本は神の国と言った際、左翼の方々から随分、批判されたが、この神の国発言は批判されるべきところは一つもなく、世界の国の中では日本民族から一番多くの神、観音が誕生している。人口比率からいっても、神、観音の多い国なのである。だからこそワイオ理論が日本に下ろされた。真実を知らずにもっともらしい批判をすると、あとで恥をかくだけである。それにしても、どなたが先駆けてワイオに声をかけてくるのであろうか?なお、地域エコノミストとして活躍している日本総研主席研究員の藻谷活介氏も新時代創造の核となる御魂である。