「人間この未知なるもの」アレキシスカルレの有名な言葉である。人間がこの地上でもっとも進化した動物として、驚くべき物質文明を築いてきた。神、仏に守られ、導かれて、歴史を積み重ねてきたが、未だに全世界的にみて、先進国といえども、さまざまな不幸を抱えているのが現状である。精神、肉体、対人、経済の不幸をなくすためのさまざまな学問は、ここまで進化してきているが、問題は全くと言えるほど解決していないのだ。遠い昔のアレキシスカルレの言葉は、未だにそのまま生きて、現在の学問に根本からの方向転換を迫っているようである。
今までの学問は、結果の段階での原因探しであり、それに対してワイオ理論は、原因の段階での不幸の原因探し、追求をしてきたのである。人間の不幸の結果は、肉体、身体、物体が担当して、感じ取っており、原因は、魂、靈、靈体、幽体が担当している。したがって、原因担当の働き、状態が解明できなければ、不幸は死ぬまで繰り返されることになる。不幸の根本原因こそ、原因担当の状態、特に、そこにあるマイナスの記録、記憶なのだ。
このマイナスの記録、記憶を消さない限り、決して不幸から縁を切ることはできない。このマイナス記録、記憶は、2500年続いた、今までの祖の時代の輪廻の中で、記録、記憶されたものであるが、この地球学校の生徒として、今、46代を生きているが、45代に生きた時のマイナスも残っていたのである。さらに、44代を生きた恐竜の時のマイナスも残っていたが、事は単純ではない。人間はその本体である魂の進化のために、さまざまな悪、闇としての体験も必要であり、その時のマイナスもしっかり残っているのである。これで終わりかと思っていると、最近分かったことは、人間に進化する前の動物の時のマイナス記録、記憶も残っていたのであった。
記録、記憶には、当然、幸せになるためのプラスの記録、記憶もあるが、今までの時代は、マイナスの記録、記憶を多く引き出す環境の時代であったので、常にマイナス記録、記憶の働きで、不幸になる縁を引き寄せ、その縁がさらなる不幸の記録を書き込むことになるのである。皇の時代を早く定着させるために、龠幸札、ワイオ器械はどうしても必要である。