ワイオ時事評論No.113 東北の夜明け

今から約5000年前に、46代目の地球人類の営みが始まった。縄文時代の始まりである。ワイオ理論では、「(けつ)の時代、「昼の時代」と表現され、皆が豊かな自然の中で、平和に幸福に生活できていた時代で、国常立神、大国主神などの神々に守られ、導かれていた時代である。日本列島では、東北を中心に、原日本民族が、豊かに平和に、神々と共に生活を楽しんでいた。このの時代が2500年間、続いた後、宇宙の法則の変化により、物質文明創造のため、争いの絶えない、様々な苦しみを体験しなければならない「祖」の時代が始まったのである。縄文から弥生時代への変化である。

 

紀元前100年頃から、大陸より異民族が、多数、日本列島に渡ってきて、3世紀後半に、渡来人によって大和政権が成立した。平和に生活していた原日本民族に対し、渡来人は、無法に強引に、土地を、財産を奪い取り、各地で戦いが起こった。この代表的な戦いが、昨年、放映された「アテルイ」であり、歴史の事実に基づいて造られたドラマであるが、アテルイが戦った年代は、正しくは世紀元年の頃であり、アテルイの死は、弓矢が七本刺さっての戦死である。

 

戦いは各地で行われていたが、2世紀の後半に、最後の大戦が、今の秋田県大館一帯で戦われ、その後、全ての原日本民族が、渡来人に平定され、3世紀後半に大和政権が成立したのである。かつて日本民族の中心の地として栄えていた東北地方は、その後、自然環境も厳しくなり、日本全体としては、日陰の存在として、今日に至っている。この戦いの無念の思い、いつの日かまた、あの幸福な生活ができる世の中を造る、その思いが、「ねぶた」祭り、「竿燈」祭りなど、東北の祭りに表現されているのである。そして、原日本民族の悲願達成の時が、原日本民族出身の小笠原慎吾師のワイオ理論と共に、いよいよ動き出したのである。小笠原師がいかに東北と縁が深いかを、師の輪廻をたどって理解して頂きたい。

 

一、アテルイの父、アクト→世紀元年の頃、東北で大和の軍と戦っていた。

 

二、石崎万次郎→2世紀の後半の頃、大和との最後の戦いを、秋田県大館一帯において総指揮官として戦った。

 

三、藤原清衡→1056-1128年 奥州藤原氏の祖として、中尊寺を建立し、東北に一大文化を開花させる。

 

四、徳川家康→1542-1616年 江戸幕府を開き、260年余りの、どの世界史にもない、平和な時代の基礎をつくった。

 

五、安藤昌益→1703-1762年 医師として八戸に住みながら、自然真営道、統道真伝などを世に出し、大きな影響を与えた。知る人ぞ知る、日本が世界に誇る大思想家であり、その弟子など、当時からの縁者がこれから結集する。

 

六、島津斉彬→1809-1858年 幕末の名君として、西郷隆盛、小松帯刀、篤姫を育て、明治維新に大きく貢献した。

 

七、小笠原慎吾→生涯をかけて、これからの新しい時代(精心文明)創造の指針となるワイオ理論を世に出した。

 

小笠原師は、他に例を見ない、高いレベルの魂をもって、ワイオ理論を世に出し、さらに、理論を証明する全く新しい宇宙の力を使っての「お札」「ワイオ器械」を世に出す使命をもって生まれた御魂であり、平成21年3月に使命を果たして、今は神上がっておられる。その魂の故郷が、原日本民族の中心の東北なのである。原日本民族の高い精心性は、武士道精心となって、「義」→正義感、「仁」→思いやりの心をもって、世界のリーダーとなり、ワイオ理論の力を使って、新しい時代の創造を先駆けるのである。

 

いよいよ、2500年前の無念の思いを晴らし、あの幸福な時代を再び創造する。止まっていた東北地方の夜明けの時が動き出す。多くの東北地方の方々に、新時代創造に参加して頂きたく、切に思う。なお、原日本人、東北地方の方々の心を作詞作曲し、歌っている吉幾三氏も、新時代創造の核の御魂である。