ワイオ時事評論No.121 STAP細胞とセウォル号

STAP細胞騒動とセウォル号の事故は、全く関係ないように思えるが、共通の、大事な示唆に富む出来事である。理研という組織は、日本の科学者のトップクラスの頭脳集団であるが、騒動の流れを見ていると、頭の良いことと、人格は、イコールでないことが、改めてはっきりと露見したと言うべきか。論文作成における小保方氏のミスを、組織にとってマイナスと判断した組織の幹部連中が、ろくな調査もせずに、早急に、小保方氏、一人の責任として幕引きを図った。実に卑怯なふるまいである。どう考えても、小保方氏一人に責任があるとは思えない。

 

一番重要なことは、STAP細胞があるか否かであって、自信をもって論文発表したものを、捏造と簡単に結論を出して、これまでの研究を、可能性を葬るなどとは、犯罪行為である。理研という大きな権威が、かくも尊敬に値しない、信用できない組織であったのかと驚く。このことは、セウォル号の事故にも言える。

 

大統領の責任が取り沙汰されていたが、韓国が長年、繰り返してきた歴史的体質であろう。自分の責任、自国の責任を、他者に、他国に押し付ける、嘘とごまかしが常態化しているので、騙す方が賢くて、騙される方が馬鹿者だと、誰もが思っている。公に対する責任感などないことが、この事故に見事に表れている。これは、韓国だけのことではなく、今までの宇宙の法則とエネルギーの働きが根本原因であるため、どの国の歴史を見ても、はっきりと示されている。それでも、他国に比べて、中国や韓国に、いまだ強く残っているのは、よく自分たちが日本に言っている、歴史に学んでいない証でもあるし、逆に言えば、祖の法則に真面目に従っているとも言える。

 

つまり、物質文明創造のために、あらゆる苦痛を体験するため、させるために、組織のトップや国の指導者たちに、よりしっかりと祖の法則とエネルギーが働くからであり、ゆえに、より効率よく全体に大きな苦しみが与えられることになる。しかし、この苦しみ、不正義に対して果敢に立ち向かっていくからこそ、物質文明の進化と、人生最大の目的である、魂の進化・成長が進むのである。要するに、今、祖の終わりが始まり、セウォル号のように、重心が不安定になって、祖の時代を動かしてきたピラミッド構造の上部に位置する地位、名誉、権威が、全ての分野において、海中に、地中に消えていくことの始まりを示唆している。

 

ちなみに小保方氏は、原因の世界から判断すると、普通より高いレベルの靈格(人格)を持っており、このことだけを見ても、捏造などあり得ない。そして、問題は、倫理ではなくて、STAP細胞が存在しているか否かということであり、これも原因の世界から言えば、明らかに存在している。小保方氏の無念の思いは、遠くない将来に晴れると思う。