ワイオ時事評論No.128 サッカーエネルギーさん

世界中が、サッカーワールドカップの熱気に包まれている。祖の時代は、戦う、競うというエネルギーが、強く、大きく、金銭慾、名誉慾などのエネルギーと共に働いてこられた時代であるので、殺し合いの戦いでなければ、大いに物質文明の進化発展に役立ち、スポーツエネルギーは、多くの人々を楽しませてくれてきた。それでも、終わりゆく祖の時代のエネルギーなので、やはり休まれる時が近づいている。

 

祖のエネルギーの方々は、どの分野のエネルギーであっても、同様に、エネルギーが少なくなってきて、もう補充されることはない。したがって、どのエネルギーさんも、とても疲れた状態である。しかし、そのような、疲れて、へとへとの状態などとは、人間は夢にも思わない。疲れたら休めば、ぐっすり眠れば疲れが取れると誰しも考えている。

 

サッカーワールドカップは、国をあげての応援合戦で盛り上がっており、オリンピックとなれば、全スポーツにおいてそうなる。しかし、当事者のスポーツエネルギーの方々は、くたくたに疲れている。それでも、人間の期待に応えようと、疲れた体にムチ打って、周りからスポーツに関わるエネルギーをかき集めて、がんばっているが、集められるエネルギーも残りわずか。サッカーワールドカップの大会を成功させられるか分からない。大歓声の応援、こんなに愛されて、期待されているのに、期待に応えられない、悲しいと言ってこられた。大会が始まる直前の6月11日のことであった。

 

休まれる祖のエネルギーの方々には、いつでも休めるように、お休みカードや装置を造ってあり、そのことは、観音さまから聞いて知っているのであるが、休むタイミングがないと言われた。それではと、この度の大会だけは成功させられるようにと、お札さんの力を借りましょうと言うと、「ありがとう。心おきなく、その後、休めます。」とのことであった。11日と、24日に、赤の7~10のお札さんに、サッカーエネルギーの補充をお願いした。

 

残念ではあるが、日本の選手チームだけにお札を使うことはできない。お札を公に使う時は、公平に使わなければならないのだ。一、二度、他のスポーツに、私情をからめて使い、失敗したことがあった。