ワイオ時事評論No.131 ある鹿の自殺

6月26日、長野県上田市でのセミナーを終え、車を運転しながらの帰宅の夜道、鹿が見つけたことでも有名な、鹿教湯温泉の手前、3キロほどの場所、対向車線での出来事であった。一人前に成長したと思われる体型の鹿が、車にはねられ、立ち上がろうと、もがいていた。すぐ、左側の空き地に車を止めて、何とかできないかと現場に近寄ったが、その時、走ってきた大型車が、止まることも避けることもできず、轢き殺してしまった。今も轢き潰された時の骨の砕ける音が、場面と共に耳に残っている。今まで、車にはねられた猫や犬などの死骸は何度も見たが、野生の元気な鹿が、住宅の並ぶ街道ではねられるのは、見たことも聞いたこともなかった。

 

以前にも記したが、今度の大転換のことは、人間が知らないだけで、他の動物、植物、鉱物の方々のほとんどが、日本においては、担当の神さま・観音さまに教えられて、知っている。当然、心ある存在なので、地上天国創造に自分も役に立ちたい、参加したいと思っている方々もいるのだ。さらに、動物の方々の中には、今度は人間になって、この偉大な実験に、すぐに役立ちたいと強く願っている方々も少なくないということが、鹿さんと、鹿さんを導いておられた観音さまとの対話で分かった。

 

死んだ鹿さんは、人間に変わるのはこの方法しかないと、観音さまに相談した結果、自らの命を絶つ行動を起こしたのであった。話を聞いて胸が痛む…。人間として恥ずかしいとも思う。ワイオ理論を知りながら、ここまでの決意を持つ人間がいるだろうか?汚れなき心を持つ彼らの、純粋な、心から、ワイオ理論の出された目的を理解しての行動である。彼ら動物、植物、鉱物の方々に、観音さまや神々が、理論の出された目的を正しく伝えているからである。

 

平成23年10月15日の夜から、10月24日までの約十日間、世界の闇の連合軍と日本の神々、酲委さま方々、龠幸研究会の10人足らずのメンバーとが、壮絶な戦いを繰り広げた。戦いの当初は、闇の戦闘能力が極めて高く、黒い霧を発生させ、文字通り、闇にまぎれて攻撃してきたり、霧は使わずとも、姿を消す能力もあり、突然、背後から襲いかかってきたりと、日本の勇猛な侍神や酲委の方々も、次々と深手を負ってしまうような悪戦苦闘を強いられ、姫神も子神たちも皆、傷を負わぬ者はいないほどの激しい戦いが行われた。その時、日本の動物たちが、見るに見かねて、加勢を申し出てくれた。

 

一、鷹を中心とした日本の猛禽類の方々、1万羽

皆さま方が傷つき、倒れていく姿を、上から見ておりました。日本の侍魂はすごいなと、涙ながらに、胸が痛みました。我々がお手伝いしたら、このようなことにはならなかったかもしれない。ぜひ我らも参加させて下さい。

 

一、日本の猪の方々、約1万3000

相手が、卑怯な手を使っているので、僕たちの出番になった。僕らは、突いて、突いて、突きまくります。暗い所でも進んでいける。任せて、戦うよ。昨日、連絡し合って、集まったんだよ。

 

一、土佐犬、秋田県、甲斐犬の方々、約1300

新しい時代が来るんだ。観音さまだって、毎日、毎日、色んな人に、色んな方々に、物、動物たちに、声かけてんだよ。ずっと前から。それを邪魔されたんだよ。僕たち、やるよ。早く戦いたいんだ。役に立ちたいんだ。

 

一、日本の熊の方々

我らは日本の熊じゃ。力はある。武士道精心もある。我ら、数万頭の数がおる。力を合わせれば、闇の一つや二つ、百や二百、一万や、そんじょそこらの者には負けん。皆さま、相当、力を落とされ、刀傷を負っておられる。我らの大事なこの日本を、悪質な闇から守るのが、私たちの役目でもあります。私たちも共に戦えることを誇りに思って、この命、差し出します。

 

改めて申し上げますが、これは創作ではありません。これらの動物たちの、人間にも勝る情熱は、スポーツの応援に熱狂する情熱と比べ、はるかに質の高い情熱ではないか。義の時を、見て、感じて、自らの意思で立ち上がって、命がけの戦いに参加した。まさに、人間に勝る武士道精心を持った存在である。

 

先日、凶暴な猿が、何人かの人間を襲い、傷を負わせ、射殺された。その猿の行動も、新しい時代創造に人間として参加したいために行った自殺行為であった。車にはねられて死んだ動物を見たら、このブログの内容を思い出して頂きたい。ちなみに、十日間の戦いは、動物たちの力によって、日本側の勝利に終わり、最後は闇の大将との和解によって決着がついた。しかし、全ての戦いが終わったわけではなく、今日に至るまで、戦いは続いてきたのである。戦いの規模は小さくなったが、完全に終結したわけではない。