ウイルスから神・仏まで、すべての人には心がある。植物にも、鉱物にも、元素にも、放射能にも、どんな製品にも、我々、人間と同じ心の働きがある。物語の話をしているのではない。事実としての話なのだ。
今、連日、報道されて恐れられているエボラウイルス・デング熱ウイルス方々の心は、ウイルス感染の媒介役の蚊の方々の心中は、どんなであろうか?誰も考えたことなどないであろう。我々、人間も、人々から好かれ、愛され、賞賛されれば、やはり嬉しい。同様に、ウイルスの方々も、蚊の方々も、嫌われ、恐れられ、薬品でひどい仕打ちを受ける彼らとしては、真に納得できない仕打ちである。いわれなき汚名、悪名である。ただただ、人間にとって都合が良ければ善であり、悪ければ悪である。それは、人間関係においても同じで、日常に起こっていることであり、自分にとって、自国にとっての利益のみで判断することによって、人類は長い間、悲惨な歴史を繰り返してきた。動物、植物、鉱物などのすべての存在が、宇宙の法則、ルールの基で、相互関係の中で、存在理由、価値、必要性があって影響を与え合っている。
問題のウイルス、蚊の方々の、人間にとっての存在の必要性とは何であろうか?蚊は、産卵するのに動物の血が必要といわれているが、かといって、血がなければ絶対に産卵ができないということでもない。蚊に刺されて、他の動物がマラリアやデング熱で発病したことはない。免疫力だけの問題ではない。
蚊の方々にとっては、血を吸うのは、病原ウイルスを感染させて、人間が苦しむのを楽しむという、人間のような悪意はない。できれば、危険な人間の血など吸いたくないであろう。そして、食事であるから、できれば美味しい血を吸いたい。人間の血は他の動物より汚れていて、おいしいのである。色々な不純物が入っているが、蚊の方々にしてみれば、調味料を入れて美味しく味付けしてあることになる。さらに、医療担当の少彦名の神さまに依頼されて、血の汚れている人間に、そのことを知らせてくれているのである。血の汚れは、様々な病気の原因になるからだ。蚊の方々にとっては、おいしい血を頂いておきながら、痒くてたまらん痒み物質を置いてくるのは、心苦しいのであろうが、そうしないと、神さまの依頼に応えられないのである。そのことによって、痒み物質を知り、その痒みを失くす物質の開発へと、物質文明の進化に貢献しているのである。
まもなく、まもなくと言ってきた天変地異は、今も、まもなくとしか言えない状況ではあるが、ワイオを学んだ方は、どなたも知っているであろう、天変地異と同時に鳥インフルエンザウイルスが働くことであるが、ここへきて、エボラウイルスとデング熱ウイルスが騒がれているのは、このウイルスの方々も、鳥インフルエンザウイルスに協力することになったとのお知らせである。その他、細菌の方々も協力するのであるが、原因の世界で言えば、目に見える形での感染に対する防御は、いくらやってもほとんど無駄で、原因の世界が明らかな目的を持って進めていることなので、感染は着実に進められている。天変地異は想定外の力によって延ばされてもきたが、延びたことによって、より準備が完全なものになってきた。多量の雨による水分で、休みゆくビルも確実に地中に沈むし、山も台形に崩れやすくなっている。そして、病原ウイルスや蚊の方々も、嫌われ役がようやく終わるのである。