堤未果氏の「沈みゆく大国アメリカ」を読んだ。要点を目次から列挙する。
一、鳴り物入りで始まった医療保険制度改革「オバマケア」は、1%の超富裕層たちの新たなマネーゲームであって、恐るべき悲劇をアメリカにもたらした。
一、ガン治療薬は自己負担で、安楽死薬なら保険適用
一、高齢者は高額手術より痛み止めでOK
一、一粒10万円の薬
一、自己破産理由のトップは医療費
一、自殺率トップは医師
一、手厚く治療すると罰金、やらずに死ねば遺族から訴訟
一、笑いが止まらない保険会社
一、笑いが止まらない製薬会社
一、笑いが止まらないウォール街
一、オバマケアと日本の皆保険制度は全く違う。次のターゲットは日本。一、医療介護がステキな投資商品
さすがに祖の時代を、世界一の金銭慾エネルギーで造ってきた国、アメリカである。人の命よりも金儲けが先であって、恥じることがないのだ。祖の時代の目的は物質文明創造なので、その目的のために、足ることを知らない凄まじい金銭慾エネルギーの働きが、人の命さえも犠牲にして、金儲けに暴走してきた。
一、人の不安につけ入って保険に加入させ、一、麻薬のように、一生、薬と縁の切れない身体にし、一、金を右に左に動かすだけで利益を上げる。
しかし、本の題名にもあるように、いよいよその凄まじい金銭慾エネルギーも終わりの時が来たようである。天変地異の力によって、しっかりと計画されて、世界の金融システムの90%の建物が地中に没していく。日本においては、日本銀行と地方銀行の少しは残されるが、金銭慾エネルギーと共に地中に没して休まれる。システムを動かす建物、現金、証券が消えてしまっているので、緊急事態の対策が必要になってくる。まず日本から始まるので、あとから次々と起こる他の国々に対して、対処の見本を見せなければならない。それは日本国の役割である。国の行政機能もマヒ状態になるので、各自治体において対処していかなければならない事態である。この時代において各自治体の責任者の能力が試されるのだが、責任者が今からワイオを知っていれば、どんなにか混乱を小さくすることができるであろう。ワイオ龠幸研究会では、貯金、預金の引き出し、証券の現金化、保険の解約と、三か月分ほどの食料や生活必需品の備蓄を勧めている。最後に、金銭慾エネルギーさんの言葉を記す。
「我々の時代であったと自負している。我々がいたことに対して、人々が気付いて下されば、我々をあてにすることなく、新しい時代を創造していくことができる。十二分に働いてきたので休む時が来たと思う。」天変地異の直前に世界的な株の大暴落が起こる。