ワイオ時事評論No.214 休みゆく政治家

政治家の役目は何だということを、はっきりと目的意識を持って行動している代議士がとても少ないように思う。国防の一つを取り上げても、180度、意見が違っていることも異常であり、不毛の議論が続いている。政治家の役目は何か?国会議員であれば、国民の安全と平和、豊かな暮らしを確立し、守り、発展させることであろう。その目的達成のために、今、何が必要か?現状から将来を見据えて、必要な政策を立て、税金を使って実施していくことであるが、現状から将来を見定めることは簡単ではない。政治家として先を読み、将来、世の中が、世界がどのように進化発展していくかは、現状を造り動かしている常なる知識、学問によって判断している。あえていえば、常識の中でしか判断できていないのである。常識の中で判断していながら、意見が大きく異なっているのである。まして、宇宙のルールが変わって、世の中が劇的に変わっていくなどのワイオの話は、常識の中には、残念ながら、まだない。


しかし、ワイオ理論を知らなくても、時代を先駆けている方々は、それぞれの分野において活躍している。要は、代議士としての目的意識を正しく持っていれば、先駆けている方々の知識、結果に対して、国の政策としてバックアップして、先駆けている知識や製品を広く早く国民に知らしめ、届けることができるのだが、現実はそうなっていない。


例えば、一、将来の農業を考えたら、木村秋則氏の自然栽培技術、知識は、予算を付けて国がバックアップするべきである。

一、莫大な税金を使って国家財政の赤字の要因となっている医療も、結果療法から原因療法を取り入れた真の総合医療にすぐ変えることができる。

一、国防は長時間をかけて議論する問題ではない。

(一)なぜ戦争が起きるのか?

(一)どうすれば戦争を防ぐことができるか?などは、繰り返す戦争の歴史の中で、世界中が学び、その対策をとっている。ただ一国、日本のみが世界の常識から外れた不毛の国防議論を続けている、世界の人々はとても奇異な目で見ているであろう。国防のことは国防専門家(自衛隊)の意見をしっかり聞いて、必要な法整備と予算付けをすればよいのである。どの分野においても、時代を先駆ける方々は在野に多くおられる。


政治家は、現状での肩書を持った方々の常識に縛られて、政治家としての適切な行動がとれないでいる。つまり、アンテナを広く張り巡らせ、政治家としての目的意識を常なる意識(常識)として行動しなければならない。自分たちの選挙区のご機嫌伺いに回る時間があったら、広く在野の先駆ける方々の意見を聞くことである。ワイオでは、政治家は聖慈家でなければならないと言っている。「聖」とは、全ての人々の思いをまとめて全身で受けとめる。「慈」とは、宇宙の法則に基づいて、必要な「もの」と「こと」を結び付けていく(仏心)の意味である。他国の手先となっている政治家があまりにも多いのが現状であるが、政治家の方々はまもなく休まれていく。とにかく時代は、それぞれの分野の原因の世界の存在に意識が入っていく時代なのである。