明治維新の立役者、吉田松陰は志をもって生きよと塾生たちに話していた。人生の結果は、まず何を思い、何を人生の志とするかによって決定される。たとえ志し半ばにおいて死が訪れても、志を持って生きることの大切さを説いた。
何を思い何を志すかは、人それぞれ魂の進化や時代背景の中で決められていくのであるが、地球のリーダーであられる侖さまは、この度の宇宙大革命の実験星として于由より選ばれる星を創ることを、結果として志したことになる。侖さまが前もって于由の実験計画を知っていたわけではない。宇宙の大元の于由の方々が、新しい宇宙創造の志を持たれ、そのための実験計画を進めていく中で、地球の侖さまの志を知り、選ばれたということを、第5宇宙のワインさまが話された。ワインさまは、地球の侖さまの志を高く評価されておられた。侖さまは志を実現するためにプロジェクトチームをつくられた。おそらく実験星として選ばれるまでに、どれほどの時間とご苦労があったかは、想像を超えていることと思う。
以下は推測ではあるが、プロジェクトチームの働きによって、多くの神々、観音の方々が誕生された。人間が霊的進化(魂の進化)によって神心、観音心、仏心を持った人生を歩くことにより、魂が神、観音へと進化するのであるが、その数が他の星に比べて多いということであろう。ちなみに日本民族は、他の民族に比べて多いということである。人間で言えば代表的な人が西郷隆盛である。彼の志は金も命も名もいらぬ。公のために生きる志であった。この高い精神性、武士道精神を持った神、観音、人間をいかに多く誕生させるかが、プロジェクトチームの志した目的ではなかったかと思う。そのことは、それぞれの宗教の教えの中にも見られるし、日本においては神々の無言の教えであったように思う。
大東亜戦争までの家庭教育、特に武士の家庭教育においては、何が人間として恥ずかしい生き方かを教えていた。会津の什の掟の誓いは今でも教えているところもあると聞く。一、ウソを言うな。一、卑怯なことはするな。一、弱い者をいじめるな。この教えが全国でしっかりされていれば、いじめなど起こらないであろう。そして、およそ1800年前に、人間界でこの度の実験に参加するにふさわしい魂が選ばれ、その魂に銀の漢字二文字が記録されたのである。実験への参加は記録がなくても誰でもできるのであるが、皇の時代創造のリーダーとして参加することの使命を与えられたということでもある。
大東亜戦争は、その目的においては、東南アジアの植民地となっていた国々の解放、独立として達成されたが、日本国のみが、その後、七年間の洗脳教育で真の意味において敗戦国となってしまった。しかし、プロジェクトチームの方々は、まさに心血を注いで創りあげた高い精神性を消された中で、いかにしてその高い精神性が復活していくのかをずっと待ち望んでいたと思う。七年間の自虐史観の洗脳をどのように乗り越えていくのか、それはプロジェクトチームが育て上げた人間がどれほどの力を持っているかの成果の確認でもあったと思う。
そして、少ない数ではあったが、厳しい自虐史観の環境の中から立ち上がり、正しい史観を取り戻す侍たちが現れてきたのである。その方々の御魂を調べてみると、やはり多くが1800年前に魂にリーダーとしての記録をされている方々であったのだ。もうお分かりのことと思う。遥か昔に地球のリーダーの侖さまが志した、その同じ志を持った人間の魂が、新しい時代創造のために活躍する時が来たのである。記録のある魂がいかに貴重な存在であるかを、どうかしっかりと心に意識して頂きたい。自分の本体である魂と共に、心から充実した人生を歩ける時がようやく来たのである。侖さまをはじめとするプロジェクトチームの方々が、我々の動きをじっと見ておられる。そのことをしっかり感じとって頂きたい。