ワイオ時事評論No.245 依存症

あるものに頼ることをやめられない状態を依存症と表現しているが、物に頼るといえば、一般的には、アルコール、ニコチン、覚せい剤などがある。人間は生きていく上で様々な存在に依存している。依存が症となると、病の状態なので、正常にしなければならない。子供がいつまでも親に頼って自立できないのも症であろう。別の表現で言えば、何か異常が発生した時に、本来、自分の力で正常にすることができるのに、何かに頼って自分の力を発揮していない状態も、自立できていない状態である。

 

人間は社会的動物として、多くの物を使って人生を進めているので、基本的には、お互いの能力を出し合い、その能力に依存しているとも言えるが、それは症状ではない。症と表現すれば、それは、そこに苦を伴う異常な状態のことである。

 

さて、時代は、子供の段階から、大人として自立して生きる段階へと入った。宇宙のルールに基づいて、今まで依存してきた方々と別れなければならない。別れない状態が依存の症状としてたくさん出ている。

 

一、神仏(宗教)依存

神仏は宗教として、人類全体が子供の段階の時に大人へと育てる親としての存在である。今の段階では、その存在が、子供(人間)の自立の足を引っ張る存在となってしまった。世界の至る所で神仏への依存の症状が起こっている。イスラム原理主義の行動は、誰もが何とかしなくてはと思っている症状である。その他の様々な宗教儀式も同様に考えられる。神や仏の方々は、もう依存することはやめなさいといっているのだが、なかなかその声は届かない。

 

一、医学依存

病気になると、医師に、医薬に依存する。病気の種類によっては、一生、薬に依存することになる。医師は今の医学に依存しているとも言える。医学の進化は、病気の症状が出たので、その症状(結果)をどう止めるか、和らげるかという、結果医療から、症状の出る根本原因を正す原因医療の段階に来た。つまり、今までの医学に全面的に依存していることによる症状に気づき、次の段階へ、進化の道を変えていかなければならない時が来ているのである。医療費は依存症状といえないだろうか。

 

一、借金依存

貧乏はやはり経済異常の症状であるから、誰もが何とかしたいと思っている。“貧の病は死ぬより辛い”との言葉があるように、貧乏の苦から逃れようと、死を選ぶ人がたくさんいる。経済学の役目、目的は、皆が貧乏で苦しまない世の中を創ることにあるのではないか。つまり、今の経済学は、本来の役目を達成する力がないことになる。グローバル経済学に依存することによる症状は誰も感じていないと思う。他国の経済の悪化によって、自国の経済が悪化することこそ、グローバル経済依存症である。

 

では、症状をなくすよい方法が本当にあるのか?と文句を言いたい方々に答えは一つ。「とにかくワイオ理論を学んでください」である。

 

覚せい剤に手を染めたばかりに、何年も覚せい剤を断っているにもかかわらず、未だに使いたい思いが消えず、辛い思いをしていると聞く。依存症をつくる様々な力が、今までの時代には必要があって存在していた。そして、その強力な症状をつくる力を持った方々も、ようやく休める時が来たのである。様々な薬物依存やギャンブル依存など、精神的なものも、龠幸札の力が極めて有効であることを確信している。大金と時間がかかることではない。まずは龠幸札を使ってみることを勧める。