ワイオ時事評論No.248 日本民族のルール違反

“永遠のゼロ”の百田尚樹氏の“今こそ韓国に謝ろう”を読んだ。神界の評価もとても高いので、お勧めの内容である。韓国の歴史を正しく捉え、痛烈な皮肉を込めた内容である。

 

現在の韓国の日本に対するあまりにも非常識な非難、1965年に両国間で結ばれた日韓基本条約など、まったく無視した従軍慰安婦問題、そして、1978年の日中平和友好条約に反する、最近の中国の傍若無人な振る舞いなど、両国の日本に対する行為、言動は止まることなく続き、さらに悪化している。この根本原因の要因は、日本民族が犯した祖のルール違反の結果でもある。でもあると書いたのは、同じことを台湾に対しても行っているのであるが、台湾においては、まったく逆の結果が出ており、世界でも代表的な親日国であるからである。この違いが、“人を見て法を説け”の難しいところであろうか。

 

祖の時代のルールの目的は、物質文明創造のために多くの様々な苦しみのエネルギーの働きによって、精神的にも成長させることにある。したがって、人間はまず自分のため、家族のため、自国のために、他者、他国にいかなる苦しみを与えても、その行為が公に非難され、罰を受けることはなかった。それは歴史を振り返ってみれば明白な事実である。強力な軍事力を持った国が、多くの植民地を持ち、弱い国からどれだけ略奪しようとも、奴隷として使おうとも、歯向かうものの命を奪おうとも、その行為が罰として罪を受けたこともなければ、謝罪したこともないのだ。“人の目はごまかせても神の目はごまかせない。必ず天罰が下される”という言葉もあるが、振り返った歴史の中に、天罰と納得できることがあったであろうか?

 

そして、今現在も中国は他国の略奪を続けている。何ら恥じることなく。中国が祖のルールを知っていれば言うであろう。「わが国は祖のルールに従って行っている。何ら批判されることはない」と。

 

日本は祖のルールを犯した。朝鮮民族に対して、

1.文盲率90%の国民に対し、教育を強制した

2.鉄道などのインフラ整備

3.はげ山の植林、河川の整備

4.農業の近代化

5.農業国を工業国にした

6.貨幣の流通

7.清潔な生活

8.身分制度の廃止

9.刑罰の改善

等々を行ったのであるが、人間も国家も、本来は様々な苦を体験し、その体験を生かす形で、様々な苦を和らげ、なくしていくのが、個人としても、国家としても、身につく、本当の自立する道筋であるのだ。ところが、日本民族の和の心、仁の心、慈悲の心がマイナスに働き、朝鮮民族は過保護に育てられた。一人っ子のように国家として精神的自立、経済的自立ができないまま、先進国の仲間入りをしてしまったのだ。日本は朝鮮民族をもっと放っておき、苦しませてやらなければならなかったのだ。日韓併合は朝鮮の真の自立への過程を奪うことになってしまったのだ。

 

日本のルール違反に対する罰として、中国には3兆円ものODEの金を使い、いまだに続けられている。そして、南京大虐殺も世界的に事実ということになってしまった。韓国には、日韓基本条約によって、韓国の国家予算の2.3倍、今の価値にして2兆円もの莫大な金を支払った。さらに、併合時における莫大なインフラ整備の様々な施設も、無償で朝鮮のものとなった。その上さらに、日本軍の朝鮮女性20万人の性奴隷も、事実に反して、世界に知れわたってしまっている。日本のために戦った兵士たちに大きな汚名を着せてしまっている。そして、米国においては、何よりも日本国の独立の基本である日本国憲法を押し付けられ、戦後70年の年月を経ても真の独立が成されていないのだ。ルール違反の罰は、このように重いのである。しかし、これも日本民族として避けて通れぬ道程であり、要は、この不当な状態に対し、どのように立ち向かっていくかが、魂の進化に繋がっていくことになるのだ。

 

唯唯諾諾として、不当な韓国、中国の要求を受け入れている親中、親韓といわれている国会議員、反日日本人は、その国の精神的成長を妨げているから、これは祖のルール違反である。そして、ようやく天変地異と共に、皇のルールがはっきりと動き出す。もういかなる国も物理的に他国の自立を妨げることができない状態になる。祖のルールは苦を与えることによる自立の勧めであり、皇のルールは真の思いやり、仁による自立への導きである。日本民族は、ワイオ理論の力をもって、自立への導きを使命とする。