神話で有名な天岩戸開きの話は、今の若者たちはほとんど知らないのではないかと思う。戦後、GHQによって神話教育が止められたからである。しかし、今年になって、小学校で神話教育が復活したとのこと。ただし、神話は、ワイオ理論で説明のできる、単なる創作話ではないことを知って頂きたい。ここでは天岩戸開きについて解説する。
日本国の象徴であり、君主である天皇の先祖が天照神までつながっている。天照神といえば、天岩戸開きの話としてほとんどの成人した日本人は知っているであろう。
今からおよそ2500年前に、間違いなく、天岩戸開きは神界で行われた。もっとも物体としての扉ではなく、靈体としての扉である。2500年続いた縄文時代(秸の時代)が終わり、弥生時代(祖の時代)が始まる時に、秸のエネルギーの流れる扉を閉じて、祖のエネルギーを流す扉を開けたことが、天岩戸開きの神話となった。この神話に登場する神々は、それぞれの能力を持ち、祖の時代に活躍した神々である。
天照神は、太陽神といわれているから、当然、祖(夜)の時代の太陽の働きを象徴している。多くの苦しみを体験しなければならない時代だから、その苦しみを和らげる芸能界の人々に協力する働きの神とも言える。太陽のように輝いている芸能人をスター(星)と呼ぶのは、夜の時代だからである。
素戔鳴神の乱暴狼藉に怒って、天照神が岩戸を閉めて隠れたとのことであるが、成長した子供が元気いっぱいの若者になり、怖いもの知らずに自由奔放に振る舞うのは、秸の時代の終わりの時を象徴している。それが素戔鳴神の個性である。
本当は、2500年前に隠れた(休まれた)天照神を再び表に出すためにどうするかを考えた神が天津思兼神で、学者など、頭脳を使う仕事、最近では、有名になった将棋の藤井四段といった方々に協力している。物質文明創造に大いに頭脳を使った代表的な神である。
天ノ宇受売神は、岩戸の前で踊り、宴を盛り上げた。やはり、苦しい時代に娯楽を担当し、苦を和らげる働きをした代表的な神である。手力男神は、その強力で岩戸を開けた神で、名前が示すように、田畑において作物をつくり、食糧生産に働いた代表的な神である。
昼(秸)の時代から、夜(祖)の時代へ、エネルギーを秸の質から祖の質へと変化させる。そして、秸のエネルギーの流れを止めて、祖のエネルギーを流すという、本当に神界で行われた実話である。2500年単位で起こるルールの変化は、まず原因の世界でルールとエネルギーが変わり、次は結果の世界で扉を閉じて開けることによって、およそ8カ月から10カ月の時間を経て、五感で感じられる結果の世界で具体的変化が起こるのである。
平成の扉の開閉の経過
1.H15年10月10日 信州戸隠神社
2.H29年5月22日 長崎市雲仙の岩戸神社(皇の扉開)
3.H29年5月24日 鹿児島県指宿市の高祖神社(祖の扉閉)
4.H29年5月29日 信州戸隠神社にて、半開きの祖の扉を閉めて鍵をか
けた。そして、皇の扉を全開。H15年の段階では、まだ試験的にしか、
開閉できなかったのである。
5.H29年6月22日 岡山県赤磐市正崎の熊埜神社(皇の扉開)
6.H29年6月23日 高知県馬路村の熊野神社(皇の扉開)
7.H29年6月24日 福井県若狭町末野の恵比須神社(皇の扉開)
8.H29年6月24日 三重県南伊勢町伊勢路の穂原神社(皇の扉開)
9.H29年7月11日 北海道上川郡東神楽町の東神楽神社(皇の扉開)
10.H29年7月21日 富士山5合目の小御岳神社(祖の扉閉)
11.H29年7月24日 長野県木曽の御岳山7合目遥拝所(皇の扉開)
12.H29年9月2日 岩手県八幡平市の駒形神社(祖の扉閉)
13.H29年9月2日 岩手県奥州市前沢区生母の八重垣神社(皇の扉開)
14.H29年9月21日 沖縄県宮古島の高腰神社(皇の扉開)
さて、扉の開閉の詳細は次の機会に記すとして、公の扉がすべて閉じて、開いたことによって、結果を現実に感じとれるエネルギー環境は調ったと言える。しかし、先に記したように、祖のエネルギーが世の中にも個人にも残っているのである。世の中にエネルギーが残っていれば、当然、個人の中に入ってくる。そこで、次はワイオ理論を知って時代を先駆ける方々に、ぜひ聞いて頂きたいことなのだが、実は個々に自分が使うエネルギーを取り入れる扉が4カ所あることが分かったのである。
4カ所とは、頭上、後頭部、尻、両足のすねのそれぞれ30センチほど離れた所にある。個々の祖の扉は閉め、個々の皇の扉を開けることによって、ようやく皇の結果が出るのである。同時に、自分の中に入っている祖のエネルギーの方々にお札で休んで頂き、さらに闇のエネルギーの方々にも休んで頂くことが、早く結果を出すために必要なことである。
祖の扉を閉じることはお札でできるが、皇の扉を開けることは、今のところ、限られたものしかできない。もちろん、何もしなくても天変地異のエネルギーの力によって、祖の扉は閉じ、皇の扉は開くから、急ぐことはない。おそらく今の予想では来年春と思う。しかし、精心文明創造なので、ここまで自分を支え、成長させてくれた全ての方々、祖のエネルギーさん、闇の育ての親の方、闇のエネルギーさん、祖の扉さんなどの方々に、感謝の思いを込めてお札で送ることがとても必要なことではないだろうか?“皆ここまで力を合わせて人生を歩いてきた心ある方々である。”
結果が出ずにワイオを去った方々に、ぜひともこの情報を生かして頂きたいと切に思う。