経済施設
(1)銀行(95%)
祖の時代、物質文明創造の時代には、下に心のついた12種類の慾のエネルギーの方々が働かれた。欲に心がつくと慾になり、どこまでも足るを知らず、果てしなく求め続ける強慾となって、大企業、大富豪、大国をつくる原動力となり、グローバル経済を広げていった。
12種の慾とは、金銭慾、地位慾、名誉慾、物質慾、語話慾、仕事慾、学習慾、食慾、性慾、健康慾、由遊慾、古昔慾である。大事な命を削ってまでも、これらの慾のエネルギーの働きのお陰で、人類はここまで物質文明を進化させてきたのである。この12種類の慾は、仏教的に言えば108の煩悩とも言える。仏教では、この煩悩をなくす教えを説いてきたが、この慾の方々は祖の時代のルールの基に働いているので、楽に無くすことはできない。それぞれの民族によって、この慾を大きくマイナスに使った国、プラスに使った国、あまり慾が働かなった国としての違いはあるが、それはその民族に与えられた役目の違いである。
12の慾の中で、いちばん強く働いたのが金銭慾となるが、その働きが経済活動であり、その中心的働きが金融システムの銀行である。そして、ルールの変化により、これまでの金融システムが変わり、お金がどれだけ動いても、そこに、借りて支払う利子、貸して受け取る利息が無くなるのである。銀行が消えれば、お金はどのように流すのがよいか、考えて頂きたい。人々が貧困、貧乏で苦しむ事が無くなるのである。
(2)証券会社・証券取引所(95%)
企業組織は株の発行で資金を集め、企業活動利益を株主に還元する仕組みであるが、この株式会社の仕組みが無くなるのである。したがって、株上場による取引に必要な仕事がなくなるので、その施設もなくなっていく。同時に、商品相場、為替取引もなくなっていく。金持ちが金だけ動かして儲けるシステムが消えるのである。そして、従業員の自由を止める企業から、働く者の本来、持っている能力を自由に存分に発揮できる起業に変わっていく。さらにいえば、本当に心の通い合った仲間だけでつくる、多くても30人ほどの組織となり、大企業の組織はすべて消えてなくなっていく。大国も、たとえば合衆国アメリカは各州に分かれて、自立の方向に、中国は各省ごとに、自立する方向に進んでいく。もちろんチベット、ウイグルなど、中国の一部ではなくなる。
(3)商社(90%)
子供から大人に自立することは、国としても同様に、真の自立、独立となると、その国の国民にとって必要なすべてのものを自国において生産することであって、今ない物、不足している物を他国から輸入することはしなくなっていく。日本国においては、食料自給率40%であるが、人々が三分の二になり、食物を無駄に捨てることも止めること、遊休農地を解消すること、さらに、人体が皇の新しい体になることによって栄養吸収もよくなり、大食することがなくなることなどによって、食料輸入の必要が無くなる。
日本の石油、ガス、鉱物は、ほぼ100%、輸入に頼っているのが現状であるが、天変地異と共に必要な地下資源が発見される。したがって、外国からの輸入の仕事、併せて、輸出の仕事も必要なくなっていくのである。
(4)保険会社(95%)
生命保険、損害保険、火災保険など、種々の保険があるのは、祖の時代はそれだけ、万一の事が起こる可能性の高い時代なので、全国の都市の中心の一等地に大きなビルを建てて商売繁盛であるが、全国に起こる天変地異が起こったら、保険金の支払い能力をはるかに超えてしまう。しかも、保険会社の建物も地中に消えてしまうので、手の施しようがないのである。そうなると、毎月、月単位で保険金が支払われる掛け捨ての形の保険がよい事になる。
皇の時代になると、万一という事の心配は全く必要なくなる。万一の時のための保険商売は、祖の時代だけの商売である。